【ブログ】「子どもに勉強させたい」あなたへ
2022.6.14こんにちは。
久賀塾の久保田です。
今日はすごく正直な気持ちを書きます。
綺麗事はナシです。
なぜ子どもたちは塾に通うのでしょうか。
それは一体、誰のためなのでしょうか。
塾に問い合わせをしてくださるとき、保護者の方はこんな気持ちがきっかけになっていると思います。
「そろそろ塾に行かせようかしら」
「定期試験の結果が悪くて心配だ」
「本格的に受験について考える時期が来た」…
理由は様々ですが、一貫して
「ウチの子に勉強してほしい」
気持ちがあってのことだと思います。
ではなぜ、子どもに勉強してほしいと思うのでしょうか?
人生が豊かになるから
勉強というのは、すなわち知っていることを増やすことです。
世の中は一生をかけても全てを知ることはできない量の不思議で満ちています。
『知っている』のと『知らない』のでは大きな差があります。
勉強をして損をすることはないから
9割正しい意見だと思います。
勉強しなきゃ良かった!という状況って滅多にないですから。
ただ、勉強は若い頃の時間を大いに使わなければならないものです。
もしどうしても15歳までにオリンピックに出たいなら、それこそ
「勉強なんかしてないで練習すればよかった!」
と思うでしょうし、塾の先生としてもぜひ勉強せず練習してほしいと思います。
より良い学歴が将来の役に立つから
不本意ながら、日本はまだまだ学歴社会です。
学力だけで決して人間性は決まりません。
東大を出ても誰にも優しくできない人はいるでしょうし、中学までしか出ていなくても世界を幸せにする才能がある人もいるでしょう。
しかし現状、学歴は『良いに越したことがない』です。
いわゆる『良い』大学を出ていることが大きなステータスになっているのは目を背けがたい事実です。
勉強をして損をすることはない、人生の幅も広がる、学歴というステータスも得られる…だから我が子に勉強してほしい。
では子どもはどう思っているでしょうか。
「勉強しろってうるさいけど、どんだけ大変か知らないくせに」
「同じクラスの〇〇なんか俺よりできないし、俺はまだ良い方」
「友達と遊んだり部活する時間のほうがよっぽど大切」
「正直なんで勉強させられるか分かんない」
これ、全部実際に中学生から聞きました。
自分が中学生だった頃を思い返してみても、そういう気持ちになるのは非常によく分かります。
それでも、私はどうしても子どもたちに勉強してほしい。
大人になったからこそ分かるのですが、人生において『やりたいこと』が見つかるタイミングは本当に人それぞれです。
10歳で画家になりたいと強い気持ちを燃やす人もいれば、40歳で自分がなんのために生きているか分からなくなる人もいます。
人間いつからでも何にでもなれる!とよく言います。
確かにそうです。
それでも時間は有限です。
そして、勉強をしていないことで閉じていく道というのは、本当に本当に多いです。
「子どもに勉強させたい」あなたへ
根っこにあるのはいつだって、
「この子の未来が明るく開けたものであってほしい」
という気持ちではないでしょうか。
しかし中学生にとって、勉強の価値を身に沁みて分かった上で机に向かうのはとても難しいことです。
それを分からせようとしている間に、あっという間に時間は過ぎていきます。
いまあなたにできるのは、子どもに『勉強させてあげる』こと。
不満でも、イヤでも、勉強が嫌いでも、とにかく『やらせる』『机に向かわせる』こと。
甘えさせないこと。
勉強する意味を心から分かってもらうのは、それからでも十分です。
幼い頃、赤信号で飛び出してはいけないと口酸っぱく子どもに教えたはずです。
それと同じだけの強い気持ちを持って、子どもに勉強させてください。
人生に関わることなんですから。
「ウチの子なんで勉強しないんだろう」
と思っている間に、少しずつその子の道は狭く閉じていきます。
その子が行ける学校を探すのではなく、できる限り広い選択肢を持って学校を決められるようにしませんか。
塾は、子どもの道を開いていくためにあります。
勉強の意味も、価値も、人生の豊かさも、私たちなら分からせられます。
子どもに勉強させたい、その気持ちだけを強く持って、久賀塾に来てください。