こんにちは。

久賀塾の久保田です。

友人からURLが送られてきて、イギリスでのQUEENのパフォーマンスを観ました。

涙が出るほど良かったです。

イギリスの超有名ロックバンドであるQUEENはボーカルのフレディ・マーキュリーを1991年に亡くしたものの、現在まで活動を続けています。

ボーカルなしのバンドがどうやって今も歌い続けているのか。

それは、メインボーカルに代役を採用し続けているから。

いま現在まで一番長くボーカルを務めているのが、上記の動画でも歌っているAdam Lambertです。

彼はもともとアメリカのオーディション番組「アメリカン・アイドル」で歌手を目指し勝ち上がってきた青年でした。

私がAdamを知ったのは中学生の頃。

深夜、たまたま母とボーッとテレビを観ていたら、「アメリカン・アイドル」が放送されていました。

そこでのAdamの歌声に、私と母は完全に虜になってしまったのです。

ハイトーンが伸びる伸びる!

ただ歌がうまいだけでなく、演劇のような演出と感情を込めたパフォーマンスが素晴らしく格好良かった。

そこからオーディションの最終回まで、深夜番組にかじりついて結果を追っていました。

無事にデビューを果たしたAdamは、初のアルバムをリリースします。

そして、そのアルバムを引っさげて、『初来日』をしてくれたんです。

忘れもしない2010年、中学3年生の私は、ネットでAdam来日の情報を掴みます。

それが、これ。

当時、奇抜な格好が話題になっていたAdam。

なんと最初のイベントはライブではなく、謎の「なりきり☆コンテスト」でした。

募集期間もたった11日間。

石川県に住んでいた中学3年生の私は、完全なる高校受験前でした。

イベントは東京で、3月15日。

受験自体は終わっていますが、そもそも応募期間は受験まで2週間を切っていました。

どうしてもどうしても行きたかった。

そこで、両親に掛け合いました。

「応募したい。応募の写真は自分で撮るし、写真を撮るのにも1時間しかかけない。高校受験にも必ず受かるから」

もともと挑戦を良しとする両親だったので、その条件で応募を了承してくれました。

家にある革ジャンと精一杯のイオンで買ったロックな服をかき集め、100均で買ったアイラインで目の周りを真っ黒にして、父のヘアジェルで髪を固めて送ったのが、この写真。

DSCF5236

このブログ、卒塾生も見ているのでちょっと顔を隠しますが…(先生はいつもブッ飛んでいますが、中学生のときからしっかりブッ飛んでいましたし、しっかり黒歴史もあるんですよ)。

自室の大きな鏡で、デジカメで撮った写真です。

受かるわけない、こんな写真じゃ、と思いながら、sonyにメールを送りました。

受験翌日の3月10日。

目を疑うメールが届きました。

パソコンの前で泣き崩れた私。

駆け寄ってきた母は息を飲みました。

Adamに会える!

もう受験結果なんか頭からすっ飛ぶほど、5日後にせまる決勝のことで頭がいっぱいでした。

だって、決勝では30秒間、パフォーマンスをしなければならなかったんです。

あんなに歌のうまい人の前で、私なんかが何をすればいいんだろう、と思いながら、それでも会えるんだからできるだけのことはしよう!と片っ端からAdamの音源を聞き返しました。

中学生だったのでこんな可愛い問い合わせも公式に送っていました。笑

そして4日後、私は1人で飛行機に乗っていました。

幸いにも東京に祖母の家があったので、そこに泊まらせてもらえることに。

当日予定をあけてくれた従姉妹に乗り換えを教わりながら、本当に小さなライブハウスにたどり着きました。

到着して聞いた衝撃の事実。

カラオケ音源はないので、歌う人はアカペラで、と。

踊れないし面白い特技もない私。

しかも音痴で有名でした。

舞台裏で、同じく決勝に集まってきたAdamのファンたちと、緊張を語り合いながら手を握っていました。
本番が始まり、次々と呼ばれる候補者たち。

祈るような気持ちで何人もを舞台に送り出しました。

いよいよ私の名前が呼ばれました。

ステージに登ると、目の前にスタッズだらけの革ジャンを着た、TVでずっと観ていたあのAdamが座っていました。

彼はとても輝いていました。

どうやって歌い終えたのか、全く覚えていません。

ただ、30秒が終わって彼の方に向き直ったとき、Adamは微笑んで

" You have a courage, and that's amazing."

と言ってくれました。

私は震える声でThank youと言うことしかできませんでした。

気づいたら全てが終わっていて、私は放心しながら石川県への飛行機に乗っていました。

Adamがくれた言葉を何度も何度もつぶやいて反芻しながら。

いま、QUEENのボーカルとして、Adamがどんどん大きなステージに立っていくのを見ると、どんどん力が湧いてくるような気がします。

だって、彼こそ勇気を持った人で、夢を叶えた人だから。

そんな人に目を見て、

「君は勇気がある。素晴らしいことだよ」

と言ってもらえたのだから。

あのAdamの一言が、若く幼く傷つきやすかった思春期の私を支えてたと言っても過言ではありません。

そして、今もずっと、Adamは胸の片隅で

「君には勇気がある」

と囁いてくれています。

ちなみに…なぜか分かりませんが、このイベントでAdamと撮ったはずの集合写真が貰えず、今もずっとその画像を探しています。

もし万が一お持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。

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