こんばんは。

上板橋の学習塾、久賀塾の久保田です。

塾は夫婦で経営しているので、夜授業をする時間はどうしても赤ちゃんを見ていることができません。

そのため、今は山賀のご実家に夜だけ子守をお願いして仕事をしています。

それでも、稀に私たちが両方教室に行きたいけれど、赤ちゃんを見る人がいない!というタイミングがあったりします。

生後2か月の赤子を放っておく訳にはいかないので、そんな時は赤ちゃんがぐっすり寝ているところを見計らって抱っこ紐で教室に連れて行きます。

不思議なことに塾の教室にいる間は静かに寝てくれているので、仕事には支障なくやれています。

生徒たちもだんだんと慣れてきて、抱っこしたまま解説をされてもいつも通り聞いています。

しかし、最初に赤子を教室に連れて行ったときの中学生たちの反応と言ったら!

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「かわいい!」

「ちっちぇ!」

「寝てるの?」

「笑った!」

「こんにちは」

物静かな子も、活発な子も、みんな笑顔になって色んな言葉をかけてくれました。

教室は上の階なので、赤ちゃんの声は全く聞こえてきません。

それでも、玄関に入ってきたときは、扉の向こうからうっすら泣き声が聞こえてきたりもします。

「いつ喋るの?」

「いつ歩くの?」

「歩くようになってさあ、そこの階段を自分で登ってきたら絶対かわいいよね」

「いつかサッカー教えてあげるね」

中学生もまだ子どもです。

大人よりよっぽど純粋で、まっすぐな言葉がでてくるのが面白いなと思っています。

私が産休に入っていた頃、リビングで赤ちゃんをあやしていたら、扉の向こうの玄関からこんな会話が聞こえてきました。

「ねえ、このドアの向こうに赤ちゃんいるのかなあ」

「住んでるからいるんじゃない?」

「泣いてるかなあ」

「…聞こえないね」

「こっちの声は聞こえるかなあ」

私にはその会話が聞こえていたので、可愛いなあと思いながら聞いていると…

「赤ちゃん、バイバーイ!」

「赤ちゃんまたね~!」

と大きな声がして、ドアが閉まる音がしました。

こうやってたくさんのお兄ちゃんやお姉ちゃんができていくのかな、なんだかいいな、と思った夜でした。

誰でもみんな赤ちゃんだったのに、その時のことはだれも覚えていません。

どんな顔で保護者が自分を見ていたのか、どんな風に育ってきたのかなんて、写真を見たり話を聞いたりでしか分からないですよね。

でも、塾に赤ちゃんがいて、自分が通っているうちに少しずつ大きくなっていったら…。

子どものまだ純粋な心に響くものが、なにか必ずあると思っています。

これからも色んなシーンが生まれるんだろうな、と楽しみで仕方ない久保田でした。

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